ホワイトニングの料金について

ホワイトニングは、クリニックで行うオフィスホワイトニングとご自宅で行うホームホワイトニングとに大別されます。いずれも保険適応外の自費治療ですので、クリニックによって料金の設定が異なります。

オフィスホワイトニングの料金の相場は、安価なものから高価なものまで、かなり幅があります。理由としては、使用する薬剤と術式の違いが挙げられます。

素材と効果の違いを知って

オフィスホワイトニングで使われる薬剤には様々なメーカーのものがあります。本当に歯を白くする効果のあるものから、歯の表面上のステインが付着しにくくなる効果のみしかないものまであります。

歯を白くすることのできるホワイトニング剤の主成分は、漂白剤である過酸化水素、または過酸化尿素です。(過酸化尿素は分解されて最終的に過酸化水素になります)その他、保湿剤や増粘剤、固結防止剤などが少量入っています。

過酸化尿素や過酸化水素は、着色汚れを無色透明に分解する働きがあり、これにより歯が白くなります。またこれらの成分は、歯の中に含まれる色素も分解し、本来の歯の色も白くするのです。(ブリーチング効果)

加齢とともに進む歯の黄ばみに対しては、ブリーチング効果とマスキング効果が歯を白く見せていきます。マスキング効果とは、過酸化水素がエナメル質表層の構造を変化(角状→球状)させることで光の乱反射を起こし、エナメル質を曇りガラスのように白く見せる仕組みです。

ホワイトニングはこのような複雑な仕組みにより歯を白く仕上げていきます。

術式によって料金が変わる

術式に関しては、薬剤のみで白くできるもの、薬剤塗布後にライトを照射して白くするものなど放置時間の長い短い、回数などで効果が変わります。

薬剤を塗布する時間が長いほど白くなる効果は高くなりますが、それによって料金の差が出てきます。安価なものですと5,000円以下で施術を受けられるクリニックもありますが、その分白くなる効果は薄くなります。

白くする効果のあるものは、平均的に30,000円前後という料金相場で2回以上のコースという形で契約することで、一回当たりの料金が割安になる場合もあります。

ホームホワイトニングの料金

ホームホワイトニングはマウスピースを製作する料金と使用するジェルが必要になりますが、マウスピースは片顎10,000~15,000円が平均的な料金で、ジェルも2,000~3,000円というクリニックが多く見受けられます。

一度オーダーメイドのマウスピースを作製しておけば、お忙しい方でもご自身の好きなタイミングでホワイトニングができ、気軽にケアを行うことが可能になります。オフィスホワイトニングと比較すると、ホームホワイトニングは料金的な幅が少ないのです。

理想の白さと料金の関係

求める白さのレベルによって必要なオフィスホワイトニングの施術回数は変わりますし、それによってかかる料金も変わります。

ホワイトニングは永久的な白さではありませんが、定期的なケアを行うことで白く輝く歯をキープすることができます。ご自身のライフスタイルに合った方法で、ホワイトニングしてみてはいかがでしょうか。

ホワイトニングへ戻る