ブラックマージン治療

ブラックマージン治療とは

ブラックマージンとは被せ物を装着している歯ぐきの際の部分が黒く見えてしまう状態を言います。

原因は被せ物自体に金属が使われており、隙間が開いくことで黒い線のように見えてしまうケースが多いです。また、被せ物の内側の土台に金属の材質が使われていると、金属色素が溶け出して歯ぐきに浸透してしまい、黒ずみを引き起こすケースもあります。

特に保険治療で使われるの金属の被せ物は、粉と液を練和しただけの接着剤で装着しています。これは劣化しやすく、噛み合わせの力がかかると歪みが起こりやすいので、数年後に隙間が開いてきて再治療をする方も少なくありません。

このようなブラックマージンは、セラミック治療で改善することが可能です。被せ物の隙間が原因の場合は、金属冠を除去してセラミックに変えることでキレイにすることができます。

土台部分が金属で色素が溶け出している場合は、金属冠と土台部分から除去し、新しく白いファイバーの土台を立てセラミックをかぶせ直すことでキレイにすることができます。

ブラックマージンは見た目の印象を悪くしてしまいます。金属を使用しないセラミック治療を行うことで原因を根本的に解消し、今後のリスクをゼロにすることが可能です。

セラミックによる再治療は、保険治療と比較すると費用は高額ですが変質・劣化しにくい材質や、しっかりとした接着方法などを導入しており、とても価値の高い治療です。

キレイな見た目を手に入れることもできますし、ブラックマージンが気になるたびに何度も再治療を受ける手間と時間を考えると、決して高いだけではないと言えるのではないでしょうか。

自由診療。治療期間、費用、施術の流れ、仕上がりに関しては個人差があります。
副作用（リスク）：一時的に歯がしみたり、噛み合わせの違和感を感じることがあります。

上の真ん中の2本に金属を使用したクラウンが入っており、歯ぐきの境目の部分が黒くなっている状態（ブラックマージン）をキレイにしたいというご希望でご来院されました。また2番目、3番目の歯の表面には多数のプラスチックの詰め物がされており、つぎはぎや変色も目立ってしまっていました。

上の前歯は一番目立つ部分であり、トータル的にきれいな状態にしたいとのことで、6本のセラミッククラウンによるブラックマージン治療を選択されました。

ブラックマージンの原因となっている金属冠と中の土台を除去し、白いファイバーの土台とオールセラミッククラウンに交換することで、きれいなお口元に改善することができました。

将来にわたってブラックマージンを引き起こさない美容歯科治療にセットしなおす場合の、細かな料金などをご紹介します。