マウスピース矯正の種類

マウスピースで歯列を矯正する美容歯科治療は1998年にアメリカで導入されました。現在では開発も進み、マウスピース矯正の種類も増えて様々なメーカーの商品があります。海外製のものから日本製のものまで多岐に渡り、型取りの回数なども異なります。

最初は簡単な症例にしか対応できなかったマウスピース矯正ですが、今では難しい症例にも対応可能となり、飛躍的に進歩をしている美容矯正治療と言えるでしょう。

取り入れているクリニックも多い、4種類の代表的なマウスピース矯正をご紹介します。

インビザライン

開発元は、全世界470万におよぶ症例実データからより精度の高いマウスピース矯正装置を作るための研究開発をしている米国アライン・テクノロジー社。

高度な3Dコンピュータシミュレーションで、クリンチェックと呼ばれる治療計画を通して患者様ひとりひとりの歯並びに合ったマウスピース矯正治療を提供しています。

クリンチェックによって決まった治療計画は、要望に合わせて修正や再度治療計画を作成することも可能となっています。歯型をとるのは最初の検査のときの一回のみで、そこから全てのステップのマウスピースが作成される点がインビザラインの大きな特徴です。

アソアライナー

アソアライナー社のマウスピース

開発元は、日本最大の矯正専門歯科技工所であり、国内および海外に幅広いネットワークを持つアソインターナショナル社。

治療計画は、矯正担当医による検査・診断に基づいて決定され、それに応じたマウスピースを作製しています。

歯が動くごとに定期的に歯型をとるため、担当医の指示内容と患者様の状態に合わせた微調整を行いながらマウスピースを作製できる点がアソアライナーの大きな特長。頻繁な来院が難しい場合には、一度の歯型から3ステップ分のマウスピースを作製することも可能となっています。

アクアシステム

ハーバード大学 大学院教授 宮島邦彰氏が開発したマウスピース矯正システムで、アクアフレームと呼ばれるマウスピースを使用。

治療を希望する場合は、アクアシステム事務局へ問い合わせた後、カウンセリング・精密検査を行ってスタートさせることが出来ます。

患者様の状態に応じてアクアフレームを付け替え、1枚のフレームで0.5mmずつ移動させていく点がアクアシステムの特徴。その都度歯型をとり、模型で歯列を再配列してマウスピースを作成していきます。

オペラグラス

歯科技工士の技術と日本初のシステムでは唯一、最新のコンピュータ3D画像で装置の設計ができるマウスピース矯正です。

通常3~4週間に1度の間隔で歯型をとり、その都度最新の3Dスキャナーを用いた精密な移動予測模型を製作し、マウスピースをつくる点がオペラグラスの特徴です。

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